東洋大学住宅設計競技
   テーマ「奥行きをもつ空間
   ○最優秀賞  山口 千明(1年)「人と自然が奥行きをつくる家〜音と光と奥行きを感じる〜
     (2009JIA北関東甲信越学生課題設計コンクール:銀賞
<東洋大学講評より>
 曲線の壁によって部屋と部屋が緩やかにつなげられている。一続きにつながった部屋の間には仕切りがないので変形したワンンルームとも言える。この連続空間の中では姿は見えなくとも音や光により、どこにいても人の気配を感じとる事ができる。また外との関係においても直接庭に大きく面する事はないが、庭へのつながりを光や風によって感じとれるようにできている。人、外部の自然との距離の取り方がうまく表現され、心地良い奥行きがうまれている。いくつかの大きさの円形の壁を配置し、とても自然に空間同士がつなげられている平面計画、壁の隙間から入る光の取り込み方等、細部にわたってとてもよく考えられている。